2006年12月4日(月)
ホームページに子どもの写真を無断掲載し、悪質なコメントを書いていた人物が起訴されるという事件が起きた。法律上では「著作権法」にかかわる違反になるらしい。
たしかに、インターネットは便利だ。
最新の情報を簡単に検索できたり、情報をより多くの不特定多数に発信できたり、メリットは多い。
しかし、便利で文明の粋を集めた利器のはずなのに、悪用している人間がなんと多いことか。
電子メールもしかり。毎日のように届く迷惑メールを見ていると「ほんとに人類は大丈夫だろうか?」と、心配になってくる。
文章には「哲学」があるべきだ。
どんな文章をよしとするかは、その人それぞれの好みだけど、発信者であるからには、常に責任と緊張感をもって情報なり表現を選ばなくてはいけないはずだ。
自分自身、編集の仕事をしていたときも、フリーになった今でも、その姿勢は忘れてはいない。
基本姿勢は「書かれた当人(著作者)が嫌な思いをしないこと」「守秘義務はきちんと守ること」
…それは、自分を信用してくれている相手に対する人間として、大人として、社会生活の最低限のマナーのはず。法律以前の問題だ。
最新鋭の情報機器が、「世界規模の井戸端会議」の場を提供する結果になっているなんて、何だか悲しい。…インターネットが人類にとって、「良心」を麻痺させる滅びのアイテムになってほしくはない。
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