忍者ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

CATEGORY[]
top
【2024/05/17 12:05 】

2006年10月1日(日)

朝の新聞に「いじめで自殺」の記事が載っていた。

事件そのものは昨年の9月のことなんだけど、学校側が「遺書」の中身を伏せていたという記事だった。
私自身、子ども時代に孤独感を味わっていた時代があるだけに、こうした記事を見ると心が痛む。

全国の子どもたちに言いたい。「でも、やっぱり死なないで!!!!!」と。

今になってみれば、当時の自分が「変わり者」扱いされていた要因(自分ではどうしようもないことも含めて)も客観的に分析できるようになった。
でも、大きな世界に出たら、逆にそれがプラスに働いて、たくさんのかけがえのない出会につながった。
「群れ」を作らないと不安になるのは、ちっぽけな集団の特徴。
その中で生きていけないことは、決して罪じゃない。

世界は大きくて、広くて、たくさんの人間がいる。味方になってくれる人だっている。

あの当時自分が世を去っていたら、そんな出会いはなかった。だから言いたい
「その時はきっとくる。だから生きていて!」って。

もちろん人によって苦しみの受け方は違うから、楽天的な私の性格と同じにはできないけど、でもやっぱりそれでも、悩んで悩んで死んでしまった子に
「なんとか生きる道をみつけて!」と伝えたかった。
それは、時間的に生きるとことでもあるし、精神的に生きることでもある。

ほんとうは、子どもたちにそれを伝えたくて、試行錯誤を繰り返しているのだ。
「子どもを救える存在になりたい」というライフワークがまだ形にならないまま、色んな事件を手をこまねいて見ているしかない自分がもどかしい。
「また、間に合わなかった」と、無力な自分が悔しい。

正直言ってそんなことなんか気にせずに、現在の「自分の生活」だけに目をむけて暮らせば、無駄な労力をかけずにすむし、心理的にももっとラクチンでいられる。
でも、個人個人がもっと広い視野で物事を見て、自分自身の力をあますことなく発揮できれば、世の中はよくなるはず!そう思うから、やっぱり自分だけじゃないことに力を注ぎたい。

私は私の戦い方で、「何か」と闘っていかなくちゃいけない。
そして、人の心を耕すためには、「時間」が必要で、過去にそういう「発掘者」だった人たちが、すこしずつ築き上げてきた「何か」を、やっぱりバトンとして次につなげたい。
日本人として、国際社会の一員として…。

昔そんな話を切々と訴えたら、怪訝な顔で「あなた政治家になりたいの?」と言われたが、そうじゃない。
政治家には政治家の闘い方があり、芸術家には芸術家の闘い方がある。

「戦わない」という道を選ぶ人がいてもいい。でも自分は、今はまだ闘いをやめるわけにはいかない。
抽象的なことだけど、同じ気持ちを持っている人には、どんなことが言いたいのか、漠然とイメージしていただけると思う。

…ここ数日、いろいろなことが同時進行していて、ちょっと疲れ気味。
でも、もっともっと苦しんでいたり、疲れている人がいる。
がんばれるうちにがんばらなくちゃ!

今日のスクランブル・ニュース★林敬三さんが「スクランブル・ドック」メンバーに♪

PR
CATEGORY[問題提起]
CO[0]: TB[]top
【2006/10/01 11:14 】
コメント
コメント投稿














trackback
トラックバックURL

<<秋の味覚? | HOME |そういえば…>>

忍者ブログ [PR]