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【2024/05/17 11:05 】

2007年1月11日(木)
今日の朝刊に、児童文学者協会会長の木暮正夫氏の訃報が載っていた。
以前、インタビューでお会いさせていだたいて、長らくご無沙汰だったけど、近々お目にかかれたら…と思っていた矢先のできごとだった。
享年67歳。
まだまだお若かったのに…びっくりした。
「寅さん」を彷彿とさせる笑顔の、とても優しい方だった。

本棚から、木暮さんご自身の少年時代の思い出を描いたという
『はだかの山脈』を手にとってめくってみた。
「力強く生きる」ことを伝えてくれた、私たちの世代が親しんでいた児童文学がそこに息づいている。
小学生には難しい内容でも、年月を経てはじめて見えてくる風景がある。

最近、子どもたちの「生きる」ことに対する意識が薄くなっている。
自分の命も、他人の命も軽く扱う。
それじゃ、いけない。
「命」はバーチャルじゃない。

人間の可能性は大きい。それを信じて伸びていかなくちゃいけない。
かつて、私たちが上の世代に力強いメッセージをもらって生きてきたように、私たち自身の世代が次の子どもたちをうけとめて、見守っていかなくちゃいけない。
今「中堅」になりつつある私たちの世代が、次に伝えなければいけない。
そのために何ができるか…。

何かをしなくちゃいけない。
今年は、忙しさを言い訳にせず、一歩を踏み出す年にしよう。
…それは、大変なことだけれども…。

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【2007/01/11 22:12 】
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